あなたにとって「ブランディング」は必要あるのか?

最近よくブランディングという言葉を見たり、聞いたりすることが多くなったと思います。しかし自分自身(自社)にとってブランディングが必要かどうかわからない方も多いのではないでしょうか?
この記事で得られることは以下の通りです。
- ブランディングの本当の意味を理解できる
- 自社にブランディングは必要かどうか理解できる
- ブランディングはまず何をすべきかを理解できる
ブランディングとは
ブランディングという言葉を聞くと、おそらくルイ・ヴィトンの高級ブランドのイメージをされがちですが、実は違うんです。ブランディングは、「高級化」することではありません。
「選別」
まわりの方々に、どう認識してもらうか。どう選んでいただくか。つまり、ブランディングの定義とは「経営の軸を基準に、商品やサービスが売りやすくなる環境をつくる」ということです。
例えば、
・出会い婚活応援酒場(相席屋)
・装丁も題名も隠された本屋(梟書茶房)
・ズルい名刺をつくるデザイナー(ヤオヤ)
などなどです。
ブランディングとは、会社や商品、サービスのブランドコンセプトを特定のユーザーに価値があると認識させ、市場でのポジションを築く戦略のことです。
ブランディングの確立によって、あなたの会社や商品、サービスに対する価値を上げるとともに共感や信頼を得られるため、差別化できた顧客を獲得することができます。
なぜ、ブランディングは必要なのか?
情報過多の時代だから
現代は、インターネット上には様々なコンテンツが溢れ、情報量が増加している時代です。従来型の「関心を持ち、選んでもらう」ための戦略が通用しない時代。
だからこそ、選ばれる難易度は今後ますます高くなります。
商品・サービスが同質化しているから
現代は、同じような商品・サービスが全国各地に出回っている。他との差異化ができていないと、結局事業者は安売りをするという戦略しか取れず、価格の下落が止まらなくなります。
だからこそ、「企画力」や「センス」で、差異化を図ることがが大切な時代に突入しています。
変化しなければ衰退するから
現状に満足し、変わることを拒むと成長は止まり、5年後、10年後も常に価値を発揮できる事業をするためには、変化を恐れないことが大切です。そして、新たな知識や技術を貪欲に取り入れて時代の変化にうまく適応することが、ビジネスにおいて重要なのです。
新たな欲求が生まれているから
商品・サービスの特徴やメリットの訴求ではなく、どんなライフスタイル・暮らし・気分なのか?そそるのか?ぐっとくるのか?楽しそうなのか?ユーザーは、様々な情報の中から取捨選択しているので、第一印象で「違う」と思われたら、ほぼ選んでもらえません。
信頼できる人の口コミが選定の決め手になるから
お客様の選定基準(あなたが選ばれる理由)は「信頼できる人、好きな人、知っている人の口コミ・お勧め」が50%を超える時代だと言われている。
だからこそ、信頼を得るための施策を取る必要があります。
ブランディングは何から始めるのか?
切り口・イメージ・表現を変える
ブランディングは、必ずしもブランドロゴや屋号・ブランドネームをつくる(変える)ことではありません(当然変える場合もありますが)。
じゃあブランディングでは何をするのか?
切り口・イメージ・表現、すなわち「ブランドコンセプト」を刷新し、その表現を変えることで、ブランドイメージを革新しましょう。
ブランドコンセプトとは
ブランディングの定義である 「経営の軸を基準に、商品やサービスが売りやすくなる環境をつくる」という、「経営の軸」の部分がブランドコンセプトです。
迷った時に戻ってくるための指針
ブランディングを行う上で、このブランドコンセプトを明確にすることが、ブランディングの第一歩となります。